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RPAでこんなに変わる・業務の効率化

【RPAとは】
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション/Robotic Process Automation)とは、一定のルールや繰り返し処理の多い定例業務をソフトウェアロボットで自動化することです。以下の業務は、特にRPAとの相性が良いとされています。

・人的ミス(ヒューマンエラー)が起こりやすい
・一定のルールに従って繰り返す(単純作業)
・データが構造化されている
・業務が標準化されている
・Windowsやクラウドのアプリを使う
・プロセスに3人以上のリソースを求められる

RPAは、働き方改革の流れも影響して、導入企業・市場規模が急速に増えてきており、国内市場においても2016年15億円が、2030年には147憶円と9.8倍になるとの予測も出ています。[富士キメラ総研,2017サービスロボット/RPA関連市場の将来展望(2017/9)]


【RPAのメリット、デメリット】
・RPAのメリット
➀人間の時間を空けられる
➁生産性向上
➂低コスト

・RPAのデメリットとリスク
➀バージョンアップや仕様変更に弱い
➁誤った処理でも実行し続けてしまう
➂認証作業を加えるとセキュリティリスクが増す

必ずしもRPAに限ったデメリットとは言えませんが、RPA化することにより、一連の作業が自動化、つまりブラックボックス化するので、人間が気付きにくい構造になるということは言えます。

【RPAと働き方改革】

日本の生産労働人口が減少局面にあるなかで、労働力を維持していくためには、労働力の有効活用や生産性の向上が必要不可欠です。働き方改革の動きの中でも、人手不足を補いながら生産効率を上げるためのさまざまな施策が講じられてきています。その中で、従来よりも少ない人数で生産力を高めるための手段として、RPAは大きく注目されています。

現在、RPAは、これまで人間のみが対応可能とされていた作業、もしくはより高度な作業を人間に代替して実施できるルールエンジンやAI、機械学習等を含む認知技術を活用した業務を代行するツールになりつつあります。人間の補完として業務を遂行することから、仮想知的労働者(Digital Labor)として、2025年までに事務的業務の1/3の仕事がRPAに置き換わるとも言われています。[一般社団法人日本RPA協会ホームページ http://rpa-japan.com/]

 

【各社RPA導入事例と導入効果】
日本国内だけでなく、世界でも保険や金融業界をはじめとして、決まった作業を可能な限り自動化し、生産性向上と人件費削減に取り組む動きが加速しています。保険業界では、保険契約書の事務作業、金融業界では預金・為替・融資の自動化、そして、すべての企業に共通する経理事務や勤怠管理で、作業の自動化が始まっています。

RPAの主な導入効果は以下になります。

〇決まった作業の効率化・品質向上と人件費削減
RPA導入企業の96%が5割以上の業務工数を削減したという調査結果もあるように、RPAの導入により、様々な業務の工数削減が可能になります。また、人間であれば作業ミスする内容も、機械が決められたルールの下で実施するため、基本的に不具合がなければ、作業ミスゼロの品質向上を達成できます。その結果、人件費も削減できます。

〇ストレスの低減
毎回同じ単純作業を繰り返すことはストレスがかかります。それをRPAに代行して貰うことで、より創造的で挑戦的な仕事、自分がやりたいと思う仕事、会社が本当にして貰いたい仕事に時間を回すことができ、仕事の楽しさを味わうきっかけ作りが可能になります。また、社員は作業ではなく、業務改善や創造的な仕事に取り組む時間を確保することができるようになり、売上拡大にも繋がるはずです。

【最後に】
PCや業務システムが中小零細企業にも一気に普及したように、RPAも今後5年で、さらに拡大し、企業活動にさまざまなインパクトを与えていくと考えられます。また、今回のトピックスを読んで、RPAが持つ将来への可能性に興味を深められた方も少なくないと思います。「RPAについてさらに詳しく知りたい」「RPAの導入を考えている」という方は、まずは、お気軽に当社までお問い合わせください。

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