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SNSを活用した採用戦略

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■ソーシャルリクルーティングとは?

SNSやブログなど、いまや日常のものとなったソーシャルメディア。その特性を取り入れた採用手法がソーシャルリクルーティングです。特に、新卒採用候補(20代前後の学生)のSNS利用率が高いため、自社の採用サイトと併せて求職者への情報提供やコミュニケーション手段として特に注目されています。

 

ソーシャルメディアの特徴

・幅広い求職者にアプローチできる

・求職者を事前にスクリーニングできる

・インタラクティブにコミュニケーションできる

・友人の友人やコミュニティー、組織など、繋がりを増やせる

・情報を拡散できる

・基本的にSNSは無料で利用できる

・細かいターゲティング設定が可能

 

これまでの人材採用は、Web・紙の求人サービスや企業の公式サイト上に求人情報を掲載し、求職者が「応募」して企業が採用か不採用かを「選考」するのが主流でした。今まで当たり前だったこの形式を覆したのが、ソーシャルリクルーティングです。

 

 

 

■採用活動で主に活用されるSNSは?

ソーシャルリクルーティングでは現在、

下記の5つのSNSが採用活動ツールとして主に利用されています。

 

・Twitter(ツイッター)※2006年7月リリース

「ツイート」と呼ばれる最大140文字(全角)の短文や画像・動画を投稿することができ、「ツイート」の気軽さと「リツイート」の高い拡散性が特徴で、10代20代の若年層から特に高い人気を誇るSNSです。企業のアカウントも多く存在し、中にはトレンドを牽引するほどの人気企業アカウントもあります。全世界の月間利用ユーザー数は3億3000万人(2019年4月発表)で、日本国内においては4500万人(2017年10月発表)となっています。

 

【Point】

若年ユーザーの多さと投稿から人柄を把握しやすい

 

【採用活動のアイデア】

・魅力的な中の人(Twitter運用者)のキャラクターによる話題づくり

・拡散性の高いTwitter広告によるターゲット層への認知拡大

・専門的な情報発信による専門性と親和性の高い候補者の集客 など

 

・Instagram(インスタグラム)※2010年10月6日にリリース

文章ではなく写真や動画の投稿・共有がメインのSNSです。その手軽さから、Twitterと同様に若年層からの支持が高く、特に20代のユーザーが多くなっています。全世界のビジネスアカウント数は1500万を超えており、日本でも1万社以上がInstagramを利用しています。全世界のユーザー数は10億人(2018年6月発表)を突破し、日本における月間利用ユーザー数は3300万人(2019年6月発表)を突破しています。

 

【Point】

写真や動画がメインコンテンツであるため視覚面で魅力をアピールしやすく、投稿内容からユーザーのセンスがわかりやすい

 

【Instagramの採用活動アイデア】

・フォトジェニックな写真投稿によりセンスの高さをアピール

・ターゲティング精度の高いInstagram広告による露出と認知拡大

・Instagramストーリーズから自社採用サイトへのURL誘導 など

 

・Facebook(フェイスブック)※2006年9月26日公開

主要SNSの中では歴史が古く、メッセージ機能など機能的にも充実していることからビジネスユースとの親和性がとても高いのが特徴です。全世界でFacebookを利用している企業の数は6500万社を突破しており、日本においても多くの企業が自社のFacebookページを運営しています。全世界のユーザー数は23.75億人(2019年4月発表)を突破しており、世界最大のSNSとして知られています。日本におけるユーザー数は2800万人(2017年9月発表)と控えめで10代を中心に若年層のユーザーが少なく、「若者のFacebook離れ」が進んでいるとも言われています。

 

【Point】

ビジネス利用のページ数も世界的に伸びてきており、個人・企業ともにFacebookが実生活に根付いてきている

 

【Facebookの採用活動アイデア】

・「Facebookページ」を採用専用ページとして立ち上げ情報発信

・ターゲティング精度の高いFacebook広告による露出と集客

・実名登録制を利用した候補者の経歴調査やメッセンジャーによるコミュニケーション など

 

・LINE(ライン)※2011年6月23日リリース

日本でのLINEはすでにインフラの領域となっており、年齢層に関わらず非常に高い利用率を誇ります。他のSNSとは異なりメールに代わるコミュニケーションアプリとして人気があります。全世界のユーザー数は2億1700万人(2017年1月発表)です。日本を中心にアジア圏での人気が特に高く、日本国内のユーザー数は8000万人(2019年4月発表)、LINEの主要4か国(日本・インドネシア・タイ・台湾)のユーザー数は1億6400万人(2019年4月発表)となっています。

 

【Point】

企業のアカウント数は全世界で974万アカウント(2019年4月発表)を突破しており、日本国内でも30万(2017年10月発表)を超える企業のLINE@アカウントが存在

 

【LINEの採用活動アイデア】

・LINE@、LINE公式アカウントによるプッシュ型コミュニケーション

・LINE広告による露出と認知拡大

・LINE採用コネクト(採用特化のLINEサービス)の活用(2019年秋~)など

 

・inkedIn(リンクトイン)※2003年5月サービス開始

世界最大級のビジネス特化型SNSです。現時点での日本における利用率はあまり高くありませんが、世界的にはプライベート用途のその他SNSとビジネス用途のLinkedInを使い分けるSNSユーザーも多く、日本でも今後ユーザー数の増加が見込まれています。全世界の登録ユーザー数は6億3000万人(2019年6月現在)を超え、日本においても200万人(2017年12月)以上がLinkedInを登録・利用しています。

 

【Point】

LinkedInでは人材採用の他にも広告掲載や営業見込み客の創出、オンライン学習支援リソースの提供など、企業向けに多くのサービスが提供されている。

 

【LinkedInの採用活動アイデア】

・自社にマッチした採用候補者の調査

・LinkedInに企業ページを作成し求人広告出稿

・スカウトメールによるオファー

・グローバルエリアでの候補者採用 など

 

 

 

■ダイレクトリクルーティングとの違いは?

 

【ダイレクトリクルーティング】

ダイレクトリクルーティングは応募を待つのではなく、企業側から積極的に候補者へコンタクトを取り採用につなげる手法のことをさします。

 

【ソーシャルリクルーティング】

ソーシャルリクルーティングは、SNSツールを利用して採用を行うことをさします。

そのため、必ずしも候補者に対して企業側からアクションをするわけではありません。

 

 

 

■メリット・デメリット

 

【メリット】

・自社ブランディングによりターゲットから興味を持ってもらえる

・企業と候補者のミスマッチを防ぎ離職率を低くすることにつながる

・口コミでの拡散性が高く自社への認知につながる

・ターゲティングが詳細なSNS広告を活用できる

・情報発信やフォロワーとのコミュニケーションを通して自社理解を促せる

・金銭的なコストが比較的抑えやすい

 

【デメリット】

・運用者の情報発信センスが問われる

・継続して情報発信するため運用者の負担が大きい

・情報リテラシーが低い場合、炎上するリスクがある

 

■最後に

世界的には多くの企業が行っているソーシャルリクルーティングですが、日本においては未だ普及しているとは言い難いのが現状です。しかしながら、SNS利用者の増加に伴い今後ソーシャルリクルーティングを行う企業はさらに増加していくことが予想されます。ソーシャルリクルーティングにはこれまでの手法にはない数多くのメリットがあります。SNSユーザーが増加し多くの人々が何らかのSNSを利用している現在、ソーシャルリクルーティングは時流に乗った手法とも言えます。

 

メリットとデメリットを正しく理解し効果的に実施することができるならば、ソーシャルリクルーティングは採用現場をより活性化してくれるはずです。

 

「ソーシャルリクルーティングに興味がある」「他社と差を付けたい」という方は、まずは、お気軽にコチラまでお問い合わせください。

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